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北王コンサルタント
取材日:2016年5月

写真大 100ヘクタール以上の農地を所有しさまざまな農作物を栽培

写真 今年から生産を始めたベビーリーフ 写真 北王農林が運営する直売所「ほなみマルシェ」と藤原昇店長

農業土木のノウハウを活用した環境に優しい農業を実践

 創業49年目を迎えた「北王コンサルタント」。農業土木を主力に一般土木や上下水道、環境調査、地域計画など、さまざまなコンサルタント業務を手がけている。業績の評価も高く国や北海道、民間企業などから多くの賞を受賞してきた。
 同社が近年力を注いでいるのが、農業土木のコンサルタントでノウハウを積み上げてきた農業だ。その背景には、20年ほど前に計画設計業務の委託先の担当者から「計画は理解した。しかし、コンサルタント会社はうまいことばかり言うが、そんな簡単に農業が良くなるなら自ら農業をすべきだ」と指摘を受けたことがきっかけとなり、それならばと農業生産法人「北王農林」を立ち上げた。
 グループ社員1人1ヘクタール以上の森林所有を目標に掲げ、徐々に規模を拡大。現在では約400ヘクタールの山林と100ヘクタール以上の農地を所有している。2011年にはグリーンツーリズムによる農家レストランと直売所を農地の隣接地にオープン。13年には6次産業化の認定も受けた。
 農地では日本最大規模の作付面積を誇るアスパラのほか、小麦や馬鈴薯、小豆など、さまざまな農作物を栽培。コンセプトは十勝の豊かな大地と豊富な地下水、日照時間の長さなどを生かした〝十勝型農業〟だ。昨年から本格的に、冬期間も化石燃料を使わずに通年で作物を収穫できる体制づくりを整えてきた。
 そんな中、冬季の収穫を見込み今年から生産を始めたのがベビーリーフ。もともと、帯広市から農業の多角化などを目的に依頼され、冬季のビニールハウス内の積算温度や作物の成長速度、寒さに強い品種など、さまざまなデータを採取してきた。
 それらのデータをもとに、太陽光や太陽熱、地下水熱などの自然エネルギーと、社有林の間伐材などを活用した、化石燃料を使わない、効率的かつ効果的な生産方法を実践。
 また、道内では珍しい本ワサビの栽培研究も実施。これは豊富な地下水を有効活用できないかと水質試験をおこなった結果、ワサビ栽培に適した地下水であるとわかったためだ。この良質で豊富な地下水とその熱を活用した独自の栽培方法により本格生産を目指している。
「今後は農業廃棄物の活用や、コンサルタントで培った環境関連事業などの経験を農業に生かしていきたい」と北王コンサルタントの石川健司専務は話す。

基本データ

企業名:
北王コンサルタント
住所:
帯広市西7条北1丁目11番地
TEL:
0155・24・5670
URL:
http://hokuo.co.jp
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