「情報を先取り、タブーに挑戦」を編集方針とし、生活者・企業経営者に
最新かつ有益な情報価値をご提供する、北海道の地域政治・経済誌

ロゴ

トップページ >   情報INDEX > 北海道情報大学

報INDEX

このエントリーをはてなブックマークに追加

北海道情報大学
取材日:2017年5月

写真大 澤井 秀学長 (さわい・すぐる)1949年生まれ。73年京都大学工学部電子工学科卒業。同年4月ソニー入社。主幹研究員、先端実装技術センター開発企画室統括部長などを経て、2009年9月に北海道情報大学経営情報学部教授に赴任。14年副学長、17年4月から学長に就任、工学博士。

写真 学内には超高速ネットワーク「ギガビットLAN」でつながった1000台を超えるコンピューターを完備

トップクラスのICT環境 食・健康情報で社会貢献も

 ――新学長として在学生、受験生に望むことは。
 澤井 若さを前面に出す人材であってほしいということですね。若さは財産であり、それを生かし、何ごとにも失敗することを恐れず〝見る前に跳ぶ〟というくらいの心意気をもってほしいです。
 ――貴学の特色である情報通信環境は。
 澤井 本学は情報を核とする高度な専門職業人の育成が教育の基本ですから、ICT環境はトップクラスと自負しています。学内のコンピューター端末は1000台を超えていますし、学内全域に高速無線LANを導入しています。学生全員にはiPadを無償配付しており、いつでもどこでも主体的に学習できるm―ラーニング環境が整っています。
 ――大学としてもさまざまな挑戦が続いています。
 澤井 3つの柱が本学の教育・研究の柱です。「教育と知識」「食と健康」「宇宙と環境」の3テーマを「情報」に結び付けることで、新たな学問領域を創造し、新時代を拓く有為な人材の育成を目指しています。
 ――「食と健康」の研究は実績が評価されています。
 澤井 北海道・江別市と連携して食を基盤にした健康づくりの推進や、人を対象とした臨床試験「ヒト介入試験」を続けています。これは江別市民、札幌市民7200人にボランティアをお願いして、健康や食生活データなどを集積し、生活習慣病の予防や健康増進に役立つ食品の開発に寄与しています。ボランティアの市民にとってもご自身の健康チェックの機会となるメリットがあり、各人への健康アドバイスがスマートフォンで確認できるアプリも開発しました。
 これらが地域産業振興や住民の健康増進に貢献すると認められ、文部科学大臣表彰と北海道科学技術賞を受けました。
 集積されたビッグデータは、遺伝子など生命が持っている「情報」分析の新分野にも役立ち、将来的には医療費や介護費用の軽減にもつながる研究です。研究チームに現役医師3人を加えるなどして体制を整えています。さらに研究内容を充実させるため、今年度は文科省の私立大学研究ブランディング事業に応募します。
 ――今年から医療情報学科に臨床工学専攻が新設されました。
 澤井 医療機器の運用・管理・安全に必要とされる知識と技術を学び、国家資格である臨床工学技士を目指すコースです。人工透析や心臓ペースメーカーの手術にかかわるほか、集中治療室や救急などのチーム医療には不可欠の要員で、救急指定病院では配置が義務付けられています。全国的に人材不足とされている分野なので、医療界への送出が待たれています。
 ――宇宙事業の未来に貢献する人材も順調に育っています。
 澤井 今年からシステム情報学科に宇宙情報専攻を設けています。
 ここでは宇宙や地球の環境情報の高度利用についての知識・技術を学びます。衛星など宇宙機器に関する知識と情報通信技術は宇宙関連産業はもとより、さまざまな分野で応用される幅の広さがあります。
 本学が所属するeDCグループには宇宙技術開発(SED)という会社があり、人工衛星打ち上げなどで知られる宇宙航空研究開発機構(JAXA)とも技術交流が盛んです。JAXAからの講師が集中講義を担当することもあり、JAXAにはインターンシップの学生を受け入れていただいています。卒業生の中にはSEDに就職して宇宙飛行士のサポート業務に従事している者もいます。
 ――今年の卒業生の就職状況は。
 澤井 97・6%と、昨年を上回りました。過去5年の平均も95・7%と高率を維持しています。これは道内大学ではトップクラス、全国的にも上位ランクの実績です。専門スタッフと教員が親身に個別サポートし、一人ひとりに合わせた就職対策を展開しています。

基本データ

企業名:
北海道情報大学
住所:
江別市西野幌59番2
TEL:
011・385・4411(代表)
URL:
http://www.do-johodai.ac.jp/
教育:大学