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北海道情報大学
取材日:2016年5月

写真大 冨士 隆学長(ふじ・たかし) 1969年上智大学理工学部卒業。安田生命保険相互会社(営業情報システム課長、資産運用システム課長)、学習情報通信システム研究所(研究主幹、研究室長)を経て、98年北海道情報大学経営情報学部に赴任。助教授、教授を経て、2009年副学長、13年学長に就任。工学博士。

写真 学内には超高速ネットワーク「ギガビットLAN」でつながった1000台を超えるコンピューターを完備

最先端のハイテク設備と独自のカリキュラムでITのプロを育成

 ――貴学の3つのポリシーの根底にあるのは。
 冨士 本学は創立者・松尾三郎が掲げた「情報化社会の新しい大学と学問の創造」を建学の理念として開学しました。背景には急進展する情報化社会のニーズに対応し、高度情報通信社会に求められる新しい学問の創造と、有為な人材の育成を目指すということがありました。情報を学術的、学問的にとらえるだけではなく、幅広く感じ取る豊かな感受性や冷静に判断する理性、さらに情報を発信する創造性を養う教育・研究を戦略的に意識して積極的に進めています。
 本学が育成する有為な人材とは、社会に存在する問題を発見し、ICT(情報通信技術)を利活用  しながらその問題を解決できる人材です。先行き不透明と言われる21世紀を生き抜くために必要な〝物事の本質を見究める〟能力を備えた人材を育てます。
 ――2017年から全学的なカリキュラム改革が進められますね。
 冨士 まず、学部横断科目としてIOT(Internet of Things)をキーワードに膨大なデータをいかにビジネスに役立てるかを学ぶ講座を開設します。アメリカではすでにこれが時代を変えるデジタルビジネスとして実践されており、本学ではアメリカでの調査結果に基づき、その本質とは何かを先取りして学びます。人工知能の分野なども大きく関連する学問領域です。教える側にもIBMから経験豊富なスタッフを招致するなど、充実体制を整えます。
 ――宇宙情報教育も新構成となりますね。
 冨士 従来のコース講座を専攻講座に格上げし、高品質で信頼性の高いソウトウェアの開発を目指します。以前から本学のグループ企業である宇宙技術開発(本社・東京都中野区)がJAXA(宇宙航空研究開発機構)の重要業務であるロケット打ち上げ支援などを担当しています。
 本学はこの企業と宇宙開発に関するソフトウェア、システムについて、共同研究開発を進めています。新講座では国内の大学では初となる学問分野を先進的に創造していきます。JAXAから講師を招いての集中講義も予定しています。
 ――新たな国家資格に連動する専攻講座の新設も。
 冨士 医療情報学科に臨床工学専攻を設けます。新しい国家資格の臨床工学技士はコンピューター主体の最新医療機器管理のほか、人工透析や心臓カテーテル器材のセット、メンテナンスにかかわるチーム医療には欠かせない存在です。中でも救急医療の現場で生命維持装置を扱うなど重要な役割を果たし、救急指定病院では配置が義務付けられています。17年の専攻講座開設は東北・北海道では本学を含めて3大学のみの認可です。本学には教授陣に医師が3人おりますので、最も新しい国家資格取得に向けた的確な指導が期待できます。
 ――医療・健康の分野でも新たな学部横断科目があるようですね。
 冨士 ヘルスリテラシーの講座を9月から開始します。柱は生活習慣病の予防です。健康維持・増進に役立たせる能力を向上させ、情報やサービスノウハウを効果的に利用できる人材を育成します。これにはアクティブ・ラーニングなど本学独自の学習環境の中で知識を正確に伝える手段が駆使できます。また、地域社会への健康情報発信も進めます。これこそ国が主唱する地方創生の新しい形として地域社会に貢献できると考えております。
 ――健康と切り離せない「食」についても新しい動きがあります。
 冨士 本学は「食の臨床試験システム」を構築しておりますが、これは江別市や研究機関、保健・医療機関と連携して北海道の食材が病気の予防や健康増進にどう役立つのかを低コストで質の高い臨床試験によって進めるもので、世界的にも例のないワンストップシステムとして文部科学大臣賞を受けています。ここでも新たな分野に取り組む人材の育成を進めます。
 ――今期の就職状況は。
 冨士 96・8%の就職率となりました。厳しい環境でしたが、引き続き全国・全道平均を上回る実績となりました。

基本データ

企業名:
北海道情報大学
住所:
江別市西野幌59番2
TEL:
011・385・4411(代表)
URL:
http://www.do-johodai.ac.jp/
教育:大学