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北海道の水を守ろう!アサヒビールの水源地保全活動
取材日:2017年9月

写真大 今年で17回目を迎えたアサヒビール北海道工場の「水質保全活動」には約60人が参加した

写真 参加者は親子連れが多く、協力して植樹作業に取り組んだ 写真 作業方法の説明を子どもたちも真剣に聞き入った 写真 来年用の組み立て式植樹ポット「カミネッコン」も制作した

 アサヒビール北海道工場は2006年から「水源地保全活動」に取り組み、今年9月には17回目の開催を迎えた。現在、実施しているのは定山渓国有林内にある「アサヒビールの森」での植樹活動だ。

【「ちえりあ」「ホーマック」なども協力 】

 ビールをつくる上で大切なのは「きれいな水」だ。アサヒビールでは長年、グループ全体をあげて水資源の保全に取り組んできた。北海道工場でもきれいな水を育む森林を守る「水源地保全活動」に力を入れている。

 北海道は全国的にも水資源の豊かな地域だ。一方で、近年は海外資本による森林買収、水源地乱開発が社会問題となっている。道でも2012年に「北海道水資源の保全に関する条例」を制定するなど、乱開発防止の対策に乗り出している。

 アサヒビール北海道工場が水源地保全活動を始めたのは06年。アサヒグループ社員とその家族が参加し、これまでに中山峠などでの枝打ち・除伐作業などをおこなってきた。

 12年には石狩森林管理署と連携。定山渓国有林の一部を「アサヒビールの森」として継続的に保全していく「森林づくり協定」を締結した。

 北海道工場の取り組みは13年より春・秋、年2回の実施に拡大。秋の活動は15年から、札幌市生涯学習センター「ちえりあ」との共同講座「森の学校」として開催され、「さっぽろ市民カレッジ」講座で募集した一般市民も参加している。

 昨年から実施しているのが「アサヒビールの森」での植樹だ。ホームセンター「DCMホーマック」と子ども向け自然体験活動を展開する「札幌まるやま自然学校」も協力している。

【植樹・木製コースターづくりに挑戦】

 今秋の活動は9月23日におこなわれ、17回目の開催となった。午前9時、北海道工場には親子連れを含む約60人が集合。子どもたちは市内に住む小学生だ。

 佐藤辰彦工場長が「多くのご参加、心より感謝します。当社が製造、販売している商品にとって欠かせない貴重な原料である水資源を育んでくれている森を守る活動です。アサヒビールグループではこの活動は企業の社会的責任であると捉えています」と挨拶した。

 札幌まるやま自然学校のスタッフによる「森林とおいしい水の関係」と題した簡易授業もおこなわれた。

 その後、現地へ移動し、午前11時30分より作業を開始した。

 参加者はジワリと汗をあきながら1時間ほど、大人はくわで、子どもはスコップで土を耕し、苗木を植える作業に没頭。苗木にはシカよけネットも設置した。

 植えたのはダケカンバ、イタヤカエデ、ミズナラ、カツラの4種類。ダンボールを使った組み立て式植樹ポット「カミネッコン」の苗木計156本が用意された。

 植樹終了後、昼食休みをはさんで、木製のコースターづくりにも挑戦。子どもたちはややぎこちない手つきながらも、のこぎりで丸太を切り落とし、木片を紙やすりで一生懸命、磨いた。

 工場に戻ってきたのは午後3時。工場内にある体育館スペースで、来年に使用するカミネッコンの組み立て作業を1時間ほどおこない、解散となった。

 参加した子どもは「疲れたけど、楽しかった。植樹したのは初めてだったので、いい経験になりました」と語った。

 アサヒビール北海道工場の担当者は「植樹活動は2021年までの実施計画を立てています。今後も多くの方々に参加していただけるとうれしいです」と説明する。

 このほか、北海道工場では水にかかわる取り組みとして、防災分野にも力を入れている。15年6月には札幌市と「震災等の大規模災害時における消火用水の供給協力に関する協定」を結んだ。

 札幌市白石区にある同工場は1966年竣工。市内唯一の大規模ビール工場で、300立方メートルの消防用水を備蓄している。市内で万が一の大規模な災害が発生した場合、この水を消火用水として提供する。

問い合わせ先
アサヒビール株式会社 お客様相談室
0120-011-121(9:00〜17:00土・日・祝日は除く)

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。

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