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函館病院
取材日:2017年7月

写真大 函館市を中心に渡島、檜山管内を主な診療圏としている函館病院

写真 加藤元嗣院長 写真 がん看護のスペシャリストとして質の高いケアをおこなっている看護スタッフ

道南地域のがん診療連携指定病院として専門医療を実践

 国立病院機構函館病院(加藤元嗣院長、310床)は、湯の川温泉にほど近い閑静な住宅街に位置する公的総合病院。呼吸器、循環器、消化器疾患の内科、外科など複数の診療科を標榜し、道南地域における基幹病院として患者目線に立った親切丁寧な医療を提供している。
 同院は2016年に北海道から「地域がん診療連携指定病院」に指定。最新の医療機器を完備し、多様ながんの早期発見・治療に力を入れている。
 昨年3月に開設された消化器病センターでは、大腸がんの治療において内視鏡検査や高周波を使わずに外来でも施行できるコールドポリペクトミーやESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を積極的に実施。全国平均より30%以上多い函館市の大腸がん死撲滅に取り組んでいる。
 また、胃がん治療でも、その原因とされるピロリ菌の専門外来を設置。菌の有無が30分ほどで判定できる尿検査(検査料金1000円)をおこなっているほか、施術ではレーザー光を用いた経鼻内視鏡診断やESDを施している。
 さらに、呼吸器科においても国から呼吸器疾患専門施設として機能付与されており、気管支喘息や肺気腫、呼吸不全、肺腫瘍など各種疾患に対し専門的な治療を実施。肺がんの手術例は年間50例を数え、その多くは低侵襲の胸腔鏡下でおこなっている。
 2次救急病院として重要となる循環器疾患に関しても、院内に血管造影室を2室完備。地方循環器病センターとして緊急のカテーテル検査などに常に対応。ICU6床を運用して重症患者の治療にあたっている。
 同院は、函館市でがんの検診率が低いことから、昨年11月にがん予防センターを開設。人間ドックの中に「肺がん」「胃がん」「大腸がん」検査を組み入れており、「乳がん」「子宮がん」検診もセットで実施することが可能。大腸がん検診では採取した便を指定時間までに提出すると、30分程度で陰性か陽性か判定され、精密検査もその場で予約ができると好評だ。
 このように、同院では診断から治療、緩和ケアに至るまで、総合的ながん治療を各分野の専門スタッフが力を結集して取り組んでいる。

●診療科目
循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、外科、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、乳腺外科、甲状腺外科、泌尿器科、皮膚科、放射線科、病理診断科、歯科口腔外科、リハビリテーション科、婦人科、眼科、緩和ケア科

●診療時間
月~金 8:30~12:00 13:00~17:15

●休診日
土曜・日曜・祝日・年末年始

基本データ

企業名:
独立行政法人国立病院機構 函館病院
住所:
函館市川原町18番16号
TEL:
0138・51・6281
URL:
http://hnh-hosp.jp/