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メディカルツーリズム・ジャパン
取材日:2016年9月

写真大 チェチェン共和国厚生大臣(中央)と坂上勝也社長(左)が調印

写真 坂上勝也社長 写真 札幌市白石区にある本社

ロシア進出に向けてプロジェクトを始動

 医療機関が「外国人を診る」という意識がまだ低かった2010年に誕生したメディカルツーリズム・ジャパン。設立当初はメディカルツーリズム北海道という社名だったが、提携する医療機関が全国各地に広がり、12年に現社名に変更した。
 設立当時、日本国内にメディカルツーリズム専業での成功例はなかったが、そこに挑戦した。中国などの富裕層をターゲットに、現地旅行代理店や投資会社、銀行などと提携してさまざまな商品を企画。専属の医療コーディネーターを配備し、健診内容から観光、宿泊施設まで厳選することで、満足度の高い医療観光を提供した。当初は健診のみにとどまっていたが、ノウハウを構築し、近年はがん治療などもコーディネートしている。
 これらが奏功し、この分野では旅行会社大手を圧倒。売り上げ・利益ともに右肩上がりで成長を続けている。
 そんな同社の次なるターゲットはロシアの市場だ。 
 坂上勝也社長は「以前からロシアでは日本の治療を受けたいという声が多く、魅力市場だと認識していましたが、国内の病院の受け入れ体制が不十分で本格的な事業化が難しかった。近年、東京オリンピックの開催決定も後押しし、外国人患者の受け入れ体制が整備されてきた。12月には安倍首相とプーチン大統領の日本での会談も予定されています。ロシアのパートナーからのオファーも重なり、旬を捉えてプロジェクトを開始できた」と語る。
 その足がかりとして、9月にロシアのチェチェン共和国に渡航し、医療産業活性化にかかわる協力提携調印を果たした。今後、同社が外国人受け入れにかかわる代表幹事企業を務める「大阪府立成人病センター」とチェチェン共和国との国際医療交流を支援していく。
「今回、チェチェン共和国の研修生を同病院に受け入れる計画もあり、こうした医療交流推進がロシア市場攻略の鍵。次はモスクワへの進出が決定しています。最終的にはサンクト、極東に進出し、多くのロシア人患者を呼び込む」と坂上社長。
 18年には、親会社で医療介護大手のシップヘルスケアホールディングスが、がんの先端治療施設「大阪国際重粒子がん治療センター」(仮称)を開設予定。日本初の民間運営施設となる一大プロジェクトを控え、中国、ロシア全域からの外国人患者の受け入れを加速させる。

基本データ

企業名:
メディカルツーリズム・ジャパン
住所:
札幌市白石区本通3丁目北6‐18 SMC‐BLD3階
TEL:
011・865・8555
URL:
http://jp.medical-hokkaido.com/
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