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ナシオ
取材日:2016年3月

写真大 札幌市西区八軒にある本社社屋

写真 同社を牽引する平公夫社長 写真 独自のプログラムで人材教育・育成。社員のキャリアを高いレベルで均一化する

創業105周年。構造改革で筋肉体質へ

 菓子卸業大手の「ナシオ」。今年は創業105周年の記念の年を迎えている。売上高は約500億円。すでに次のステップとして売上高1000億円を視野に入れている。
 そのカギとなるのが「リテールサポート型営業」だ。蓄積したデータを元に、クライアントとともに売れる売り場を構築。大手スーパー、コンビニなどの信頼を得て、右肩上がりで成長を遂げてきた。現在では全国に7拠点を設け、本州大手流通との取り引きも順調に拡大している。
 そして次なる手にもすでに着手している。これまで蓄積してきたデータをより活用できるように、クラウドを用いた新システムを本格稼働させているのだ。このシステムは商品を卸す4カ月前から販売・物流計画を立てることができるもので、需要や仕入れ、経費予測などに迅速に対応。在庫や欠品の削減に一層の効果を発揮する。
 平公夫社長は「これからはローコスト体質を作りあげ、競争力を高めることが必須。利益が落ちることのない卸を目指し、販管費の圧縮などを並行させて今後少なくとも10年は対応できる強い筋肉体質を作りたい」と意気込んでいる。
 そのため構造改革にも知恵を絞っており、その手始めとして本州の物流センターを移転。また16年4月には札幌本社に事務センターを立ち上げ、全国各支店の事務処理を集約・代行する体制を築いた。事務作業をコンピューターで自動処理する仕組みも新たに導入しており、高次元の効率化を果たしている。
 平社長は「これで事務・物流コストは年間3億円程度削減できる」としており、経営基盤を強固にした後は福利厚生や社員の待遇見直しにも手を着けていきたい考えだ。
 一方、元々人材育成には定評のある同社だが、16年度は昨年度より5人多い16人を入社させた。2000人のエントリーの中から約800人を選抜。さらにそこを勝ち抜いた精鋭を迎え入れ、同社を下支えする強力なマンパワーへと育て上げていく。

基本データ

企業名:
ナシオ
住所:
札幌市西区八軒9条西10丁目
TEL:
011・642・5155
URL:
http://www.nasio.co.jp/
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