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ナシオ
取材日:2017年3月

写真大 ナシオ本社。事務センターを 集約し、ローコスト体質を構築

写真 「最短最速で結果を」と語る平社長 写真 先輩から後輩へなど階層的な研修の構築を目指す

ローコスト体質を築き、売上高1000億円を目指す

 北見発の菓子卸業大手。国内7拠点をベースに、スーパーやコンビニなど本州大手流通との取り引きも順調だ。独立系菓子専業卸としては全国トップを争い、2017年5月期の決算では売上高が510億円に達する見込み。さらに来期の売上高は550億円超をもくろんでいる。
 躍進のきっかけとなったのは「リテールサポート型営業」の導入だ。データを徹底的に管理した上で、クライアントとともに売り場を形成。モノだけではなく情報も運ぶこのスタイルが右肩上がりを支えている。
 しかし特筆すべきは売上高だけではない。利益を生み出せるようローコスト体質を作りあげることで、競争力も高めている。
 その筆頭がクラウドを用いた新システムだ。これまで蓄積してきたデータをフル活用し、商品を卸す4カ月前から販売・物流計画を構築。需要や仕入、経費予測などに対応し、在庫の適正化、返品や鮮度切れ在庫の削除に驚くべき効果をあげている。
 1年前には事務作業を本社の事務センターに集約。全国各支店の事務業務をコンピューターで自動処理しており、販管費圧縮などを高次元で効率化している。しかも作業の標準化、平準化が実現したことで、取引先への対応もさらに迅速になった。また本州の物流センターを移転したことで物流の圧縮化も実現。物流と事務作業におけるコスト削減は年間3億円にも達するという。
 こうして経費を削減する一方、経営基盤強化のために社員の待遇改善や教育制度の整備にも着手。定評のある社員教育システムもさらにグレードアップをおこない、階層別に研修をしていく「ソリューション型教育制度」も築き上げていく予定だ。なお、17年度は例年よりも10人程度多い27人を新卒で迎え入れている。
 平公夫社長はさらに前を向いており、「方向性を見誤らず、最短最速で結果を出していきたい」と語る。その一つが売上高1000億円への早期到達。そして海外への進出も5年後をめどに視野に入れている。ナシオが運ぶ菓子と情報が、海を渡る日もそう遠くない。

基本データ

企業名:
ナシオ
住所:
札幌市西区八軒9条西10丁目
TEL:
011・642・5155
URL:
http://www.nasio.co.jp/
企業特集:顧客第一への挑戦