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アンビックス
取材日:2015年12月

写真大 丘陵に立つホテルからは札幌市内も望む

写真 前川二郎会長 写真 稼働率が高まりにぎわいが増している 写真 岩盤浴と露天風呂は日帰り入浴者に人気

地域と共に成長する札幌北広島クラッセホテル

 かつて札幌北広島プリンスホテルとして名を馳せたこのホテルは、時を経た2008年4月、「札幌北広島クラッセホテル(室数272)」として生まれ変わった。道内各地でリゾートホテルや温泉宿をいくつも再生してきた「アンビックス」が経営を引き受けたのだ。
 同社は事前に行った綿密な調査の結果、持続的な経営の核になるものと考えたのが地元客の利用促進と立地の優位性を最大限に生かすことであった。地元北広島市の人口は概ね6万人で、札幌市郊外を含むと周辺は30万人程の人口を有している。
 ホテルは、スマートICを導入している道央自動車道輪厚PAと北広島ICからは車で約10分。新千歳空港と札幌市内中心部までいずれも車で30分程という好位置にある。ホテル再開に際しては、ゴルファー用のシングルルームや団体客用のツインルームを残しつつ、ファミリーや長期滞在者に対応できるように広くゆとりのあるデラックス和洋タイプや畳の間の和室への改修もおこなった。
 さらに敷地をボーリングし、豊富な湯量とモール質成分を含む良質な温泉源を掘り当て、ホテルロビーとつながる日帰り入浴可能な温泉棟も新設した。館内には屋内プールが使用できる会員制のフィットネスクラブとジムを設け、隣接スキー場の営業も再開した。こうしてゴルフ場のホテルという存在から地域住民の憩いの場を兼ね備えるリゾートホテルに様変わりさせたのだ。
 数年前からは、国外客の利用が漸増し、道内観光の発着地として利便性の高いホテルという新たな役割も担っている。また、道東自動車道を利用して釧路・帯広方面から札幌市内や三井アウトレットパーク札幌北広島での買い物を楽しみにやってくる客の滞在ニーズもキャッチすることで、地域の商業施設とうまく連携が図られていると評判。 
 今年は開業から8年目を迎える。地元客の利用促進はすでに目指すところまで来ているとのことだが、利用客層はますます多様さを増している。時代の移り変わりに常に対応できる柔軟な発想と改革の精神は、前川会長の経営の真髄である。
 地域と共に歩む経営手法に地方創生のひとつの姿があるように思える。

基本データ

企業名:
アンビックス
住所:
札幌市中央区南1条西7丁目1-2
TEL:
011・252・3800
URL:
http://3800.biz/
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