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「User Focus」を実現し、日本を代表する会社へ 東証マザーズ上場マネーフォワード
取材日:2017年9月

写真大 マネーフォワード社長兼CEO 辻 庸介 つじ・ようすけ/2001年京都大学卒業。11年米国ペンシルバニア大学ウォートン校MBA修了。ソニー、マネックス証券を経て、12年マネーフォワード設立。 個人向けの自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」および中小企業向けのクラウドサービス「MFクラウド会計・請求書・給与計算・マイナンバー」サービスを提供。一般社団法人新経済連盟幹事。

写真 上場記念の鐘を鳴らす辻庸介社長

 クラウド会計ソフトや家計簿アプリなどを提供するマネーフォワード(本社・東京都港区)が9月29日、東京証券取引所マザーズ市場に上場。辻庸介社長に上場への思いと今後の経営戦略などを聞いた。

【個人500万人、法人50万ユーザーが利用】

 ――創業からわずか5年で上場を果たされましたが、まずは率直な感想をお聞かせください。

 辻 このたび、マネーフォワードは、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場いたしました。日ごろよりご支援いただいておりますユーザーのみなさま、お取引先さま、株主さまをはじめとする全てのステークホルダーのみなさまに改めて深く御礼申し上げます。

 まだ発展途上の段階です。ユーザーのみなさまはもちろんのこと、上場後は株主や投資家のみなさまとのコミュニケーションを大切にし、みなさまからのフィードバックを真摯に受け止めながら、ミッションの実現を通して「社会の公器」として社会と共に成長する企業を目指しています。日本を代表する会社へ成長していきたいと考えています。

 ――御社の事業モデルとその強みについて教えてください。

 辻 当社は、BtoC向けに、お金の管理を簡単にする自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』や自動貯金サービス『しらたま』などのPFM(Personal Financial Management)サービスを提供。BtoB向けには法人・個人事業主の生産性や経営力向上を可能にする『MFクラウドシリーズ』および請求業務の負担を軽減する『MF KESSAI』を提供しています。

 地域への展開として東京本社に加え、札幌、仙台、名古屋、京都、大阪、福岡と6つの支店を展開し、全国のネットワークを構築しています。さらには全国の金融機関、各種サービス提供事業者、会計事務所、地方自治体、商工会議所等の多様な事業パートナーとのアライアンスも広範囲で進めており、ウィン­・ウィンとなる協業を全国的に加速させています。

 結果として、2017年7月末現在『マネーフォワード』の利用者数は500万人に達しました。『MFクラウドシリーズ』は50万ユーザーにご利用いただくまでに成長しております。いずれの領域においても複数の競合企業が存在している中で、両領域における主要なプレイヤーとして、着実な成長を遂げております。

 ――フィンテック(金融とITを融合した取り組み)市場の将来性をどうとらえていますか。

 辻 国内におきましては、金融庁や経済産業省におけるフィッンテック市場に関連した政策検討の開始など、今後も成長が見込まれる市場として注目を集めています。当社が提供するサービスは、ユーザーのお金に関する情報を正確に集約、蓄積することを可能にできる機能を有しています。

【〝人財〟育成に投資、新規事業にチャレンジ】

 ――今後の展開について。

 辻 当社が掲げるバリュー(行動指針)のうち、最も大切なものは「User Focus(ユーザーフォーカス)」です。ユーザーのみなさまへ課題を解決するサービスを「創り届ける」ため最も大切なものは〝人財〟であると考えております。今後も継続的に優秀な人財の採用および人財育成への投資をおこなってまいります。

 また、新しいチャレンジの全てが成功するわけではありませんが、失敗を恐れることなく新たな学びの機会ととらえ、新規事業への投資やM&A、業務提携を視野に入れた出資など、中長期的な企業価値の向上につながるための投資を継続的におこなっていく所存です。そして、各種チャレンジを通して学びを深め企業として実力をつけていきたいと考えております。

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