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2014/10/28(火) 札幌市で道内初の電子書籍貸し出しがスタート

  

 10月27日、札幌市中央図書館でインターネットを通じた電子書籍の貸し出しが始まった。このサービスは、将来の電子書籍普及を想定して、2011年度から同館が準備を進めてきたもの。実証実験などを経て同日から正式に始まった。

 サービスが受けられるのは、紙の本の貸し出し同様に札幌市民か市内へ通勤・通学している人限定。利用するにはまず、市内の図書館や区民センターなどで貸し出しに必要な貸出券を作成し、合わせて「仮パスワード」をもらう。その後「札幌市の図書館」ホームページ(http://www.city.sapporo.jp/toshokan/index.html)で本パスワードを設定し、必要な情報を入力することで利用登録が完了する。実際に借りる際は「札幌市電子図書館」ホームページ(http://www.d-library.jp/sapporolib/)にアクセスして手続きをおこなう。

 借りた本はパソコンやスマートフォン、タブレット端末で読むことができる。1度に3冊まで借りることができ、貸し出し期間は7日間。返却期限が来ると自動的に返却される。紙の本の貸し出しと同じく、誰かが先に借りている本の場合は「予約」も可能だ。

 なおサービスインに当たっては、道内の中小出版社が電子書籍の普及や流通を進めるために結成した「北海道デジタル出版推進協会」(代表・林下英二中西出版社長)が協力。紙で出版された本のスキャンを中心に、絵本、雑誌や郷土資料など約2900点を用意した。

 業界関係者は「今年9月から、毎号数百万部を誇る『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)が紙の本とともに電子版の配信サービスを開始した。スマホやタブレット端末も十分に普及したことで、大手出版社が電子書籍の普及に向けて本腰を入れてきている。電子書籍の出版点数は今後さらに増えていくだろう」と予測。道内出版社も前述の北海道デジタル出版推進協会などを通じ、デジタル対応を検討する動きが出てきている。(清水)

=写真=札幌市電子図書館ホームページ