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2015/10/20(火) 話題作「海難1890」の田中光敏監督
(浦河出身)らが知事表敬

  

 年末年始の超大作として話題の「海難1890」(12月5日から全国で公開)。10月20日、浦河町出身で同映画の監督を務めた田中光敏さんと主演の内野聖陽さん、ヒロインの忽那汐里さんが来道し、高橋はるみ知事を表敬訪問した。

 同映画は1890年に起きたトルコ船「エルトゥールル号」の海難事故を題材にしたもの。同船が和歌山県・紀伊大島沿岸で座礁、沈没した際、近くの住民が献身的に救助をおこない、その後の日本とトルコの友好のきっかけとなったことでも知られている。

 実際に救助をした住民の子孫が暮らす、同県串本町長の田嶋勝正さんが田中さんと大学の同期で、田嶋さんから映画化を打診されたのが映画化のきっかけ。制作実現に向けて自ら日本・トルコ両国に働きかけるなど、10年越しの悲願で映画化にこぎ着けた。昨年秋から今年にかけて日本、トルコ両国で撮影が進められ、ようやく日の目を見たものだ。

 田中さんらは19日に来道し、まず出身地の浦河町で試写会を開催。20日は札幌で日中から道内マスコミの取材に対応する中、合間を縫って道庁を訪れた。

 高橋知事との懇談で田中さんは「トルコは遠く離れているけども、一番近くにいる〝友人〟のような感じがします」と、撮影を通じて実感した思いを語った。

 また内野さんは「自分も撮影に参加していながら、実際に見たらここまで迫力のある映像になるとは思っていなかった。よくぞここまで、と思いました」といい意味での〝サプライズ〟を告白。忽那さんはロケ地の紀伊大島に対して「いま住んでいるみなさんの1、2世代上の方々は、実際に救出活動に当たったという人が本当に多いんです。その思いを感じながら撮影に臨みました」と振り返っていた。
 
 一方、高橋知事は「内野さんのことは、NHK朝ドラの『ふたりっこ』に出演されていた時からのファンでした」と明かし、必ず映画館で必ず見ます、と約束。田中監督に対しては「いつかは北海道を舞台に映画を撮ってくださいね」とPRも忘れなかった。(清水)

=写真=左から監督の田中光敏さん、ヒロインの忽那汐里さん、高橋はるみ知事、主演の内野聖陽さん