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2015/02/19(木) 涙、涙……の第25回ゆうばり映画祭開幕

  

 北海道内最大規模の映画祭「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」が、19日から夕張市内で始まった。同日午後5時半からはオープニングセレモニーが開催。同映画祭に出品している世界各国の映画関係者とともに、年に一度の祭典を楽しみにしていた映画ファンが多数詰めかけた。

 セレモニーではまず、新世代の「アクション女優」としてテレビ、CMに引っ張りだこの武田梨奈さんら3人が登場。プロジェクションマッピングの映像に合わせた生アクションを披露し喝采を浴びていた。

 また合わせて「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」の表彰式を開催。同表彰は国内外の映画界で活躍中の演出家や俳優を対象に、さらなる「新しい波」を起こすことを期待し、昨年から創設されたもの。今年はアートディレクター・演出家の増田セバスチャンさん、俳優の中村蒼さんと松岡茉優さんが受賞。3人ともこうした表彰を受けるのは初めてということで、それぞれの思いを語った。

 洋服店のプロデュースや「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんのライブ演出を手がけ「原宿kawaiiカルチャー」の旗手として知られる増田さんは「賞の名前の通りに新しい波を起こしていきたい」と挨拶。

 雑誌「ジュノン」モデル出身のイケメン俳優・中村さんは「賞をいただくことで、自分のしてきた仕事や思いが間違ってなかったと思うことができ、自信になります。2月1日が誕生日だったので、いいプレゼントになりました」と喜んだ。

 またNHK朝の連続ドラマ小説「あまちゃん」への出演でブレイクした松岡さんには、武田さんが記念のトロフィーを手渡し。中学生時代に映画で共演した仲という2人は、思わず壇上で抱き合い、ともに感涙。松岡さんは「アクション撮影の練習で、学校の夏休みを利用して毎日一緒に稽古していたんです。でもその時はお互い(仕事がなくて)とてもヒマで、練習が終わった後も2人で過ごしていて。でも今はそれぞれ忙しく仕事ができるようになって、こうして賞までいただけるようになって、本当に幸せです」と涙ながらに語り、思わず「もらい泣き」する来場者が続出していた。

 セレモニーの最後は、同映画祭実行委員長を務める澤田宏一夕張商工会議所会頭が登壇。2007年に同市が財政破綻した際、映画祭の存続を各業界に働きかけた「恩人」で、昨年12月に亡くなった映画評論家・品田雄吉さんの思い出を語り、目に光るものをのぞかせていた。

 同映画祭は23日までの5日間にわたり開催。期間中、長編・短編合わせて84本の作品と11のイベントが市内9カ所の会場でおこなわれる予定だ。(清水)

=写真=「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」を受賞した3人。左から増田セバスチャンさん、中村蒼さん、松岡茉優さん(右)故・品田雄吉さんをしのぶ澤田宏一夕張商工会議所会頭(右から2人目)。後ろのスクリーンには在りし日の品田さんの姿も映し出されていた