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々刻々

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2017/08/10(木) 旭川医大学長が緊急会見

  

「ある報道機関により、地域の医師確保にマイナスの影響を与えかねないとの論調が展開され、(各自治体の首長らに)誤解を招く危険性は否定できない」―
旭川医科大学の吉田晃敏学長が8月9日、緊急会見を開き、〝ある報道機関 〟に対して抗議した。

ある報道機関とは北海道新聞社のことである。発端はこうだ。8月1日付と翌2日付の道新朝刊で旭川医大が「地域枠医師制度」の定員数を5人分削減すると報じた。あわせて医師不足が深刻な地方自治体の関係者や削減に疑問を持つ識者の声なども掲載した。

「地域枠医師制度」とは医療過疎地に対する医師確保を目的に医学部の学生を対象にした奨学金を道が貸与、卒業後、道が指定する地方病院に5年間勤務すれば、その奨学金を免除するという制度である。

吉田学長は道新の記事の通り、同制度の定員数を5人分削減する方針を認めた。その理由として、そもそもこの制度は実施期間が2009年度から2017年度までと定められていたこと、この制度を利用する学生が定員数に満たないことなどをあげた。

さらに同大ではこの制度とは別に独自の地域枠を設置している。道内高校出身者を対象に、定員122人中55人の地域枠があるのだ。にもかかわらず、一連の道新報道は同大が地域医療を縮小するかのような論調。これに吉田学長はまったく納得がいっていないようだった。

会見中、吉田学長は道新に対し「怒っていない」と何度となく発言するものの、記事が掲載された新聞を机に叩きつけるパフォーマンス(?)をみせた。
(佐藤)