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2017/04/21(金) 「北海道文学館」が50周年 珠玉の300選を展示

  

 道内出身の文学者や、北海道にゆかりの深い文学に関する資料を展示している公益財団法人「北海道文学館」。創立50周年を記念した特別展「ふみくらの奥をのぞけば」が4月22日から北海道立文学館で開催される

 当財団は1967年4月、さっぽろテレビ塔の2階にある会議室で産声をあげた。経済活動が優先される時代に、芸術文化を残していきたいと願う人たちが立ち上がったという。その後「札幌市資料館」を経て、95年に現在中島公園内にある「北海道立文学館」が建設され、そこを拠点としている。

 当施設のふみくら(文庫・収蔵庫)で保存してきた作品は30万点を超える。特別展ではその中から〝珠玉の300点〟を紹介。これまでお披露目してこなかった〝宝物〟もヴェールを脱ぐという。

 中には「氷点」で知られる三浦綾子氏や、北海道在住で初の芥川賞を受賞した高橋揆一郎氏の貴重な資料や写真、有名作家の直筆原稿や取材ノートなど、文学ファンならずとも楽しめるものがズラリ。

 副館長の谷口孝男さんは「50年前は自分の手で文字を書き、読むのが楽しい時代でした。今はツールが増えてスマホやパソコンがメインになっていますが、いつの時代も想いを表現し、誰かに伝えたり記録として残しておきたいというのは変わりません。楽しいときや辛いときこそ、人は何かを表現したくなります。作家たちが直筆に込めた想い、喜怒哀楽が詰まった〝物語〟に触れれば、きっと心が豊かになります」と話す。

 展示会場は〝宝箱の中に迷い込んだ〟イメージに仕上げているという。関連イベントとして、朗読や映画鑑賞会、本をイメージしたパンやお菓子の販売などもおこなわれる。(後藤)

北海道立文学館
創立50周年記念特別展「ふみくらの奥をのぞけば」
4月22日(土)~6月18日(日)
住所/札幌市中央区中島公園1-4(地下鉄「中島公園駅」から徒歩6分)
電話/011-511-7655
開館時間/午前9時30分~午後5時(月曜定休)

写真=展示予定の作品
船山馨の文机(左)、高橋揆一郎の風刺漫画