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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2013年7月号 

 そろそろ行かにゃあーと思っていた矢先、タイミングよく「ホッケ大爆釣!」と釣り専門紙。これを見て黙っているわけがない。さっそく娘夫婦を誘ってホッケ釣りと洒落こんだ。めざす釣り場は後志島牧海岸―と決めて現地に来てみると、名だたる釣り場はどこを見回しても入り込む隙もない程の超満員。「こりゃダメだ!」と長い茂津多トンネルを越え瀬棚海岸へ。しかし岩場で2時間ばかり粘ってみたがツンとも来ない。「ホッケはどこだぁ!」と再び走っているうちにとうとう熊石漁港までやって来た。それを見ていた岸壁で竿を出す夜釣り組「竿出したって何も釣れねっ!」とふて腐れ気味。やむなく久遠漁港へ移動した。日は既にとっぷりと暮れていた。車の数は多いもののほとんどが場所取りのための車中泊。運よく北岸壁の突堤が空いていた。早速2本の竿をだし「ホッケよ来い!」とコマセネット仕掛けをぶっ込んだ。だが、ネットをつつくのは小魚ばかり。散歩がてら様子を見に来た地元のじっちゃん「ここだば何も釣れねっ、ホッケだば根っこ根っこ!」と親切に自分の穴場まで伝授してくれた。
 やがて夜が白々と明けてきた。それを合図のように沈黙していた岸壁が一斉に活気づく。ホッケ第1号はじっちゃんのポイントに入った自分たちだった。この朝は3時間程でホッケ約40匹。また娘たちは、夜通し突堤にほったらかしの竿でも42センチのクロガシラ、アブラコのおまけまで付けてホッケ釣りをチョンとした。