「情報を先取り、タブーに挑戦」を編集方針とし、生活者・企業経営者に
最新かつ有益な情報価値をご提供する、北海道の地域政治・経済誌

ロゴ

トップページ > 釣り > 今月の穴場
写真

月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2013年5月号 

 予期せぬ今春の大暴風雪。海も大荒れに荒れ、さすが釣りキチといえども愛竿を眺めてため息をつくばかり。だがGWが間近になると海も和らいで、日本海側ではカレイに次いでホッケが盛期を迎え、浜は一斉ににぎわいを見せるのがいつものパターンだ。
 ホッケのベストシーズンに入った昨年5月半ば、「こうなったら釣って釣って釣りまくってくるべやぁ…」てなことで、釣友N君を誘ってホッケ釣りに挑戦した。めざした釣り場は、せたな町虻羅海岸。この海岸は漁港左岸から稲荷岬につながる張り出し岩が主な釣り場で、今までの例からいってもこの時期ホッケを中心に良型アブラコやカジカの釣れる場所。と思って2本の投げ竿とウキ竿まで出して当たりを待ったが、釣れてきたのはN君が手にした20センチばかりのハゴトコ(スジアイナメ)1匹。粘ってコマセをまけばホッケの寄るのは百も承知だが、N君がボヤくので1時間程で見切りをつけ漁港に移動した。座を構えたのは南防波堤(外防)先端部の港内側。
 水面をのぞくとえたいの知れない小魚が群れている。時折体をくねらす大きな魚。「ウミタナゴかなぁ?」とよくよく見ると、なんとそれは狙っていたホッケだ。それがコマセをまくと底から沸くようにして浮いてきた。それからというものは、ウキ竿にも垂らし竿にも次々とホッケが掛かって100匹近くの大台。すっかり気をよくしたN君、「今日は釣って釣って釣りまくって帰るど~!」