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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2013年3月号 

 季節は早くも3月を迎える。釣り人にとっては待ちに待ったカレイ釣りシーズンの到来である。日本海の各地沿岸を走っていても、めぼしい釣り場にはそれぞれのポイントを求めて釣り人の竿が林立する。カレイ釣りといえば、いつも北海道一周のときのことを思いだす。8月5日の暑い夏だった。同行したのは同じチャリダーのTさん、Kさん。
 日の出岬(雄武)から紋別へ向かう途中、あまりの天気のよさに休憩かたがた沙留漁港で晩のオカズを釣ることにした。水温の低いオホーツク海は、日本海と違って8月に入ってもまだカレイが釣れる。入釣場所は、かつて7月初めにホッケやマガレイを大釣りした新東防波堤(外防)、基部から先端まで来る間に10数人の釣り人がいた。港内に投げ込んでいるところから見ると恐らくカレイ釣りだろう。バッカンやバケツをのぞいてみても、マガレイが折り重なるように入っている。型はいずれも25~30センチの良型ばかり。それを見てTさんもKさんもすっかりやる気になった。
 運よく先端が空いていた。3人3様仕掛けを投げ込むと、程なくしてTさんの竿に大きな当たり?いかにも重そうにリールを巻いている。何せ先ほど良型カレイを見たばかり。そのつもりで目の前まで来て大きく竿をあおったのが運の尽き。途端に「イッテテテ!」。釣れてきたのは10センチにも満たない木っ葉ガレイだった。それが無情にも勢い余って顔面に直撃したのだからたまらない。