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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2013年2月号 

 波間の下でキラリと光る小魚の群れ。「わぁ~い!」と釣れ上がるたびに歓声を上げる親子連れのチビッコ釣師。弱い日差しを受けて、ピチピチと銀鱗をひるがえすのは冬の港の風物詩ともなっているチカ釣りだ。この釣りは、老若男女を問わずに誰でも気軽に楽しめることから、小物の中でも最もポピュラーな釣りとして人気を呼んでいる。
 あわてると舌でもかみそうだが、チカの学名は「ヒポメスス・ヤポニクス」。アイヌ語ではトキカル、トッピカラ、スミアッチェプなどと呼ぶ。ラテン語でヒポメススはワカサギ属、ヤポニクスは日本の意だ。また、チカは満1年で成熟し産卵して一生を終えるのが普通だが、中には2年も3年も生き続ける20センチ級の大チカもおり、チカ釣りファンの釣趣をいっそうかき立てている。札幌近郊では小樽港、石狩湾新港、苫小牧港などとどこでもチカ釣り場はあるが、大チカを狙うならやはり噴火湾がいい。
 冬の峠越えはチト厳しいが、海も比較的穏やかだし、何といっても車のそばから竿が出せるので寒さ対策にはもってこいといったところ。そんな三拍子そろったチカ釣り場は数少ないが、お勧めできるのが長万部町旭浜の長万部漁港だ。釣り場も広いし、12~2月は大チカ狙いの時期。うまく群れをつかむと1日粘って3桁どころか4桁釣りも夢ではない。釣りデッキで竿を出していた同行のEさん、テトラ際で上げたのが大チカならぬ大カジカ。ときには思いがけなくこんなオマケまで付く。