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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2012年7月号 

 4月半ば、「ホッケが釣れてるど~」と懇意な後志管内島牧の漁師からTEL。岸寄りが遅れていただけに「ほい来たっ!」と4月29日朝、Aさん、Hさんを誘って島牧海岸に直行した。目指すは軽臼漁港右岸の大平盤だ。と思って現地に来てみると、沖には白い兎がぴょんぴょん飛びはね、肝心の岩場は波かぶりといった最悪の状態だ。
「それだば~」てなことで漁港を見渡すと、岸壁際にバスが1台止まっている。釣り大会らしく、外防波堤の胸壁下にはずらりと釣り人。岩場から逃げ込んで港内に向かっての投げ釣りだ。「ゴメン、ごめん」と竿を跨いで、先にある鉄はしごを上って舟道をのぞくと誰もいな~い。シメシメってなわけだ。早々とみんなで荷物を運び、足元の安全な中段でぶっ込み釣りをする(最先端上段は釣り禁止)。程なく私のネット仕掛けにチョンチョン、ぐぃ~と来た。手元に伝わる突き刺さるような感触は、狙い通りの良型ホッケ第1号だった。運転疲れか、途中で車に戻ったAさん、Hさんが、ウキ釣りをすべく夜明け前に再び戻ってきた。ここのベストポイントは、中段から下りた小岩礁帯。コマセをまくと型は小ぶりだがすぐ群れが寄ってきた。入れ食いになったのは朝6時ごろ。特筆すべきはHさんが立て続けに釣った特大ボッケ。計測すると55、47、43センチという超大物。
 妬むわけじゃあないが「何でお前にだけ?」。Hさんニヤニヤ、「そんなこと言われたって困るんだわ…」。