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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2012年2月号 

 国道229号線の岩内~寿都間には、ざっと拾っただけでも敷島内、尻別、横澗、鮫泊、美谷(歌棄)、北美谷、有戸、樽岸と8つの漁港が続く。中でも有戸漁港は種前トンネルを抜けたすぐ先だが、盛期には意外と面白い釣りができる港であることを知る人は少ない。国道299を走る多くの釣り人は、島牧海岸か、あるいはもっと足を延ばしてせたな方面かと考えているうちに、いつの間にかこの港を通り過ぎてしまうからだ。
 私が寿都にいたころは、岩場の溝を出入りする単なる舟だまりにしかすぎなかったが、その後短い1本防波堤が構築され、南護岸や南防波堤(内防)の親切とともに1本防波堤は西外防波堤となって163メートルまで延長され、先端は水深6メートルにまで到達した。もともとこの漁港は岩礁帯の上に構築されただけに、根魚類が集まる外防基部外海側や内防先端外海側では、根掛かりは激しいが、良型のアブラコ、カジカが狙えるポイントとして定評がある。が、やはり人気があるのは依然として港内外防基部寄りの大チカ釣り。シーズンを迎える2月、3月は、地元チカ釣師とともに多くのチカ釣りファンも詰めかけ、2匹、3匹とまばゆく銀鱗をひるがえす。
 特に春先と初冬はホッケの時期。うまく寿都湾を回避する群れを寄せると、先端突堤付近で入れ食いとなる。そのためには、みなでコマセをケチらずまく必要がある。
 ちなみにこの港、第1種漁港に指定されたのは1951年6月29日である。