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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2011年2月号 

「カジカ好調!」と釣り専門紙1面にバカでかい文字。釣れているのは別名・鍋こわしと呼ばれる真カジカ(ヤリカジカ)だ。鍋こわしの呼び名は、カジカと野菜をふんだんに使った味噌汁が、そのあまりの旨さに鍋底を引っかきまわすほどつついて壊してしまう―が由来のよう。
 カジカの産卵期は厳寒の12~2月頃。寒くなるにつれて身もしまり、脂が乗ってコクのある旨味が一層増してくる。この時期は、沖の深みから沿岸の浅場へと岸寄りし、遠投しなくても目の前のチョン投げで釣れるようになる。特徴は赤みが混在する肌。われわれはこれら沖からやってくるカジカを「赤カジカ」と称して敬愛する。特に北海道では、日本海、太平洋を問わずにカジカは他魚種に比べてよく釣れるので、図体・重量を競う釣り大会などでは引っ張りだこの人気者だ。ちなみに筆者のカジカの記録は、平成12年10月、礼文島の磯で釣り上げた54センチが最高。(同年、釣り新聞大物ダービー・カジカ部門で優勝)。
 さて釣り場だが、道央圏から気軽に行けるのがシノダイ岬(門別)~えりもにかけての日高海岸、虻田漁港~有珠の岩礁帯や湾洞、浜益~増毛のゴロタ場やバラ根帯などが挙げられる。餌には、集魚効果のあるネット仕掛けと共にイカの肝臓(ゴロ)、サンマ、アカハラ、カツオなどを使う。
 昔から多くの人に食されてきたカジカ。寒い晩はカジカ汁が一番だぁ!と、今日もどこかの磯で竿を振ってる人もいるだろう。頑張ってぇ~!