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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2011年1月号 

 弱い冬の日差しを受けて、港の岸壁や堤防でキラリと銀鱗がひるがえる。次々と波間から上がってくる小魚は、2匹、3匹と鈴なりになってピチピチ踊る。この時期、どこの港でも見られる冬の風物詩チカ釣り風景だ。昭和53年12月6日第1種漁港に指定された長万部漁港は、近隣の国縫(くんぬい)、大中、静狩漁港とともにチカ釣りのメッカとして賑わいをみせる。サイズも平均16センチ前後の良型で、中には20センチ超えのキュウリ並みのものまで混じるから、1度この釣りにはまると中々手が止まらない。
 朝7時になると、顔なじみになった地元の爺ちゃんたちが次々と車や自転車でやってくる。釣った容器を覗(のぞ)きこんで「おぉ~今日も釣れてんなぁ!」とニッコニコ。お決まりの朝のご挨拶(あいさつ)だ。われわれも行けば2泊3日のチカ釣り、ソイ釣り、カジカ釣りだから、爺ちゃんたちとは釣りをしながらも話は弾(はず)む。その爺ちゃんたちからチカ釣りの極意を聞いた。
 1.コマセを撒くな=潮の動きで撒き餌が流れれば、せっかく釣れているチカも撒き餌を追っていなくなる。
 2.数釣るなら1匹付いてもあせらず待て=1匹掛かったら魚の走る反対方向に糸を張れ。掛かったチカが暴れてハリスを揺らすので、ほかのチカも3匹、4匹と追い食いしてハリ掛かりする。
 3.チカ料理=何といってもコリッとした歯ざわりの良い刺身が1番。ほかに野菜をたっぷり入れたマリーネ、天ぷら、フライ、昆布巻、飯ずし、煮しめの具、煮干しなど。