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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2010年12月号 

 コマイ、ホッケ、カジカ。北海道の冬の釣魚といえばこの3種が代表格だろう。中でも飛びきりうまいのがこれから日本海で釣れ出す抱卵ボッケ。煮つけはもちろん、さっと塩水に浸した開き干し、特に刺身、しゃぶしゃぶ、ぷりっとした卵のしょうゆ漬けは釣り人ばかりかグルメ族の喉(のど)をもうならせる。
 檜山管内関内漁港は、長年の改修工事によって外防波堤(南防)が400メートルと往時の倍の長さとなった。そのため港は見事に大きく生まれ変わったが、釣りの面から見れば失われたポイントも数多い。現在かろうじて残っているのは白灯台がある南防波堤(外防)先端部。胸壁がないため階段上は吹きさらしだが、春と秋には目の前チョン投げでホッケやカジカ、ソイ、クロガシラ、アブラコと五目釣りが楽しめる。元もとこの漁港は天然の岩場を利用して造られた港。海底は当然根掛かり必至の岩礁帯である。そのため、重りに捨て糸または捨て重りストッパーなどを付ける対策が必要となる。魚種が豊富なのは、関内川から湾洞に流れ込む真水が多くの魚類を集め、先端部周辺はこれらの魚のたまり場となっているからであろう。
 特に12月のホッケは型も35~40センチと良型で、腹もはち切れんばかりの抱卵ものは抜き上げるときの醍醐味は豪快そのもの。また11月~12月はソイの交尾期。先端外海側の平盤や、ポンモシリ灯台下の岩場でソイを狙うのも面白い。ちなみに第1種漁港に指定されたのは昭和26年10月17日だ。