「情報を先取り、タブーに挑戦」を編集方針とし、生活者・企業経営者に
最新かつ有益な情報価値をご提供する、北海道の地域政治・経済誌

ロゴ

トップページ > 釣り > 今月の穴場
写真

月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年6月号 

渡島管内椴法華村の海岸に干潮時にしか入れない「水無海浜温泉」がある。キャンプ場もあるので道内一周の際はいつもここにテントを張って野営した。背後は標高618メートルの活火山・恵山。この露天風呂の切り立つ岩肌に、一きわ大きく魚へんに華という文字が刻み込んである。日本で作られた国字だが、辞書にはないがホッケと読む。何せ幼魚期のホッケは美しい青緑色。また産卵期の雄はコバルト色の鮮やかな唐草模様になることから、その色・姿の美しさは華(花)にも譬(たと)えられる程。
そのホッケがいま、積丹、寿都、島牧方面の日本海で好調だ。釣れているのは岸寄りしている35~38cmの中型ボッケ。殆どがウキ釣りだが、1日粘れば夕方までに50~60匹はザラ。中には3桁釣りも珍しくないのだからその釣れ方は凄まじい。車で走っても札幌圏から近い泊村盃漁港(カブト地区)。この港は兜千畳敷と共に人気抜群の春ボッケの好釣り場だ。釣り人が集中するのは延長370メートルの外防波堤(西防)で、突っ堤から先端部にかけての内海が絶好のポイントとなっている。特に階段下周辺は水深11メートルもあるホッケの溜まり場で、釣れだすとアッという間にクーラーボックスも満杯―という嬉しい夢もある。
なお、最先端部へ出るには階段上から鉄ハシゴを下りる。
ホッケの釣れ方は同じだが、ハシゴが直立しているので荷物は手渡しがいい。夜はブロック周辺を狙うと型の良いクロソイもくる。漁港指定(第1種)は昭和57年10月8日。