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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2009年3月号 

冬場の釣りは吹き荒ぶ海風と寒さとの闘いだ。それを知る大方の釣り人は、愛竿を横目にテレビの釣り番組でも見ながら春のホッケやカレイ待ち…といったところ。しかし昔から気候も温暖で、寒い冬には持ってこいという釣り場が道南にある。周辺の岩場ではカジカが狙え、港の夜釣りではコマイがバンバン釣れる。朝夕には岸壁で抱卵ゴンボチカ(大チカ)も入れ食いとなり、しかも釣り終わった後はゆったりと湯に浸る。そんな恵まれた釣り場とは函館市の北東、太平洋に面した大船地区(旧南茅部町大船)である。
 大船漁港は長万部町から距離にしておよそ120キロ。鹿部漁港の次に位置する港だ。昨年3月のこと。日が落ちるころから25cm前後のコマイが激しく竿先を揺るがした。オオマイ(大型コマイ)釣り師にはなんとなく物足りないサイズだが、浅い港内の投げ釣りだけにその引き込みが何とも堪(たま)らない。釣り座を外防先端寄りに定め、舟道狙いで内防先に向かってチョン投げする。エサは小さく切ったサンマやイカの短冊。食いが渋ったらイソメに替えると再び当たりが出だす。特に外防先端の外海側は良型ソイのポイントであり、テトラ周辺を探ると思わぬ所から30cm級のクロソイが飛びついてくる。
 この日は囮曳(おとりひ)きに来た39cmが最高サイズであった。
 なお、大船川に沿った2・5キロほど山側には南かやべ保養センター(上の湯温泉)があり、夏は目の前園地でキャンプをしたり、横を流れる渓流で岩魚(いわな)釣りなども楽しめる。