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月の穴場

斎藤 豊
昭和3年11月江別生まれ 自転車にテントを積み込み、北海道の全沿岸2,400キロを自給自足で9年間釣り歩く。 NHKをはじめ各民放テレビ・ラジオに出演。

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2009年11月号 

 ことしのオホーツクは散散だった。8月から9月にかけて2度釣行したが、狙ったサケやカラフトマスは全くゼロ。なんせ釣り人はどこに行ってもわんさといるが、サケを手にしているのはその中のよほど運の良い人たちだけ。地元釣り師によれば「まだまだ水温が高いから…」と言う。
 網走市から海岸線のR238号を興部町まで北上すると、オムシャリ沼から流れる思沙留川が緩やかにオホーツク海に注ぐ。架かる橋は湖畔橋。が、辺りに漁港もないのになぜかここには短い1本防波堤(突堤)が沖に向かって突き出している。シーズンにはこの河口にもサケやマスが群がるが、隠れた穴場だけに知る人は少ない。現地を訪れた9月19日、ここでも竿を出してみたがツンとも魚信(あたり)がこなかった。こうなりゃあ釣れないサケを釣るよりも、雑魚でもいいから意地でも釣って帰ろうというのが釣り人の人情というもの。
 この日、夕マズメを待って基部付近でブッ込み釣りをした。狙いはアブラコ、カジカ、ソイ。岸側は殆どバラ根帯だけに、投げてすぐ35センチの良型アブラコが来た。続けてカジカ、ハゴトコと魚を外す手も忙しい。日没過ぎると、これらに替わってソイの出番がやって来た。型は決まったように25センチ前後の中型クロソイだが、時には思いがけなく30センチ超えの大型も竿先を揺るがした。ポイントは中間地点から先端にかけての消波ブロック周辺。餌はサンマの短冊や食いが渋ったらソイの友餌に切り替えると再び食い直す。